最強の2人では、当時はクアトロポルテで最上位グレードにあたるGTーSのマセラティが使用されました。

最強の2人・マセラティ

最強の2人はフランス映画で歴代観客動員数歴代3位になった大ヒット映画で、頚椎損傷で首から下が麻痺している大富豪の老人フィリップと、貧困層の移民の若者ドリスが介護をする物語を描いた映画です。

 

実在した2人をモチーフに描かれたハートフルストーリーとなっていて、冒頭のシーンでは2人が
マセラティで飛ばして警察に捕まるシーンから始まります。

 

車から降ろされ銃を突きつけられたドリスは仮病するフィリップをダシに違反金を払うのを免れたあげくに警察に病院までの先導をしてもらいます。

マセラティ

 

このシーンはエンディング付近のクライマックスのシーンに繋がっていて、映画の中でもマセラティは強いインパクトを残している作品です。

 

 

映画に登場したマセラティ

マセラティはイタリアを代表する高級車ブランドで、映画でマセラティが登場したというだけで話題になりました。

 

使用された車の正式なグレードは2004年~2012年まで販売されていた4ドアのスポーティセダン5代目クアトロポルテの後期で最上位グレードのスポーツGTーSになります。

 

通常のクアトロポルテよりも排気量を大きくしたSを更に排気系などをスポーティーにチューニングされたGT-Sはエンジンは4.7LのV8エンジンで440馬力を発生するモンスターマシンです。

 

マセラティと言えばラグジュアリーな高級車というイメージが強いですが、映画で使用されているクアトロポルテGT-SはベンツでいうAMGやBMWでいうアルピナ仕様のようにスポーティー差も兼ね備えたハイパワーラグジュアリーセダンとなっています。

 

現在は同車種は2013年にフルモデルチェンジをした事で6代目となっていますが、映画が公開された当時は現行のハイスペック仕様となっていました。

 

映画での採用で話題を呼びましたが、その前からも5代目クワトロポルテは世界中で大ヒットしていた車種で日本においても過去最大の販売台数を記録しています。

 

新車価格では1,700万円程した同車種は希少性も高く人気も高いマセラティブランドの影響が大きく中古車の値崩れもしていません。
中古車相場は800万円~1,000万円で程度の良いGT-Sは1,000万円を超えている中古車も多く存在します。

 

 

映画のストーリーを象徴する1台

通常、要介護の状態で常時リクライニング車椅子を仕様する人はワゴン車の介護仕様を選ぶのが一般的です。

 

そんな中であえて健常者好みのマセラティを選ぶのは映画のストーリーを象徴している選択といえます。

 

障害者扱いをされたり、見下されて見られるのを嫌うフィリップと、そんなフィリップに健常者と同じように接し、ちょっかいを出したり、気を使わずに悪口を言ったり、マリファナや女遊びなど庶民が好む遊びを積極的に勧めるフィリップには深い友情が成立していて、映画の後半になれば、なぜマセラティを使用しているのかが必然的に理解できてしまう構成となっています。

 

結果的に冒頭のシーンの仮病を使い警官を欺く行為が、後半になって綺麗につながります。

 

 

マセラッティのラインナップ

日本ではマセラティの知名度は高いものの、車種のラインナップはあまり認知されていません。

 

映画で登場したクアトロポルテはエントリーモデルとも呼べる4ドアセダンとなっていて、近年人気が高いのが2ドアクーペのグラントゥーリズモ

 

最近ではマセラティ初のSUVであるMaserati Kubangも登場するなど、敷居は高いものの、フィアット傘下になってから多方面にも展開している成長中のイタリアメーカーです。